突発性難聴、期限内だけど治療できず

突発性難聴、大きな病院で診察を受けてきた。入院はしたくないけど、しないといけないなら仕方ないと思って、突発性難聴の入院の相場を調べたり、高額医療費や休業補償などを調べたりして、外来にいったのだけど

結果として、積極的な治療はせず、害も効果もゆるやかな薬を飲んで、しばらくは安静にして、慣れるのを待つってことになった。

というのは、突発性難聴の発症から2週間以内の代表的な治療法はステロイドなんだけど、肝臓が悪い人や糖尿病がある人は重症化のリスクがあるから、通院&服薬はできず、入院で管理する必要があるらしい。私は肝臓病でも糖尿病でもないけれど、肝臓は肝炎の無症候性キャリアで、糖尿病はHBA1cが6.7と高め。どちらか1つだったらまだしも、2つもリスクを抱えている人に、通院での処方はできないとのこと。

そして、入院は今コロナでベッドが開いてなくて、38,000円の部屋しかない。そこで40万くらいつかって治療したとしても、先生の経験から、私が改善する割合はとても低い。そして入院しての点滴だったとしても、肝臓病と糖尿病のリスクは無くなるわけではなくて、急性期の治療がすぐに受けられる程度。

「副作用で死んでしまう可能性もあるわりには、お金と時間をかけても治る確率は低い。難聴では死なないし、めまいと耳鳴りは時間が経つと楽になる。治療の目安は14日以内だから、まだ猶予はあるけれど、どうしますか?」と聞かれる。

いっそ、もう間に合わないって状況なら打ちひしがれるだけなのに、まだ間に合う時期ってのがしんどい。可能性があるのに、放棄するのか。40万は払えない金額ではない。でも、先生は「どうしますか?」って聞いてはいるけど「リスクと可能性を考えて治療しない方が良い」とはっきりわかる言い方をしている。

その場は「仕方ないですね。では入院はしません」と伝えて帰る。来週の通院まで、前回もらった薬で足りない分を処方されて、薬局で待っている間に、派遣元の会社にメールをしたら、なんだか急に悲しくなってきて、ちょっと泣いてしまった。

無きやんで、落ち着いたと思ってから、派遣先に電話して管理者に状況をつたえていると、途中からまた泣いてしまって自分でもびっくり。あゆとか剛くんとおそろい!とか、ファイトソングの花枝ちゃんと違って、片耳は聞こえてるから、ラッキー!とか、それが本心だと思ってたのに、実はすんごく落ち込んでいたんだ。

だってさ、まだ間に合うのに、治療できないんだよ。それを自分で決めないといけないんだよ。精神的な辛さは大きい。こんな決断をしないといけない患者には、カウンセリングをおまけしてほしかったな。

そして藁をもつかむ気持ちで整骨院に行って来た。本当に藁だった気もするけれど、話を丁寧に聞いてくれて、やさしく施術してくれて、治りますよ、大丈夫って言ってもらったら、心が楽になった。耳鳴りもめまいも難聴も全然よくならないけど💦

こういうの大事だな。精神的なストレスが減って、治るってこともあると思う。ちょっと詐欺みたいけど、受ける側が、幸せなら、詐欺でもなんでも良いと思ってしまう。

幸い、超落ち込んだ状態からの立ち直りは早いほうだと思う。根暗だからこそ、自分をだますポジティブ思考も得意。

東京マラソン中止だったら…、スーパー銭湯で岩盤浴しなかったら…、じゃらんのクーポンがなかったら最初に行こうと思ってた施設に行っただろうに…なんて、グルグルといろんな事に怒りのような気持ちを感じてしまったけど、HBA1cが6.7ってけっこうヤバイよね。今回のことがなかったら、どんどん悪化して、それこそ糖尿病で、腎臓悪くしたり、網膜剥離とか腎臓透析とかね、そんな大変なことになった可能性もあるんだよね。

だから、今回のことは、すべて、有難いことだったんだと思う。健康管理が得意だって、天狗になってたけど、全然ダメだった。
自分が持病持ちで、強い薬はつかえないってこともわかったしね。

ほかの藁も探してみたけど、考え方としては、血行をよくして、時間が経つのを待つってことみたいだな。それなら、筋膜リリースとか、頑張ってみようかな。スマホも見ないほうが良いよな。ちょっと中毒気味だったもんな。

とりあえず、仕事はしばらく休む。三連休あるから、ダメージは少ない。治療に40万払うところだったんだから、三か月ぐらいは働かずにゆっくりできるな。失業給付、病気だと貰えないんだっけ。失業の理由が難聴で、耳に関係ない仕事ならできるってことなら、すぐにもらえるのかな。その前に傷病保険の申請かな。

なんだか元気になってきた。昨日、整骨院から、歩いて帰ってきて、けっこう楽しかった。大丈夫、そんなに悲観したもんじゃない。この機会に、今後の生き方も考えてみようかな。

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