関東のコロナは思っていたよりも深刻で、よく知っている人が感染するところまで増えている。職場でもシェアハウスでも陽性者がでたことは知っていたけど、どちらも一緒の空間にいただけの人で、他人事に思っていた。東京は5000人/日って言ってるけど、東京都の人口に比べたらたいした人数じゃないし、少なくても私の知り合いには罹患した人いないし、と…。

ところが、一緒にご飯を食べたこともあるような知り合いが、罹患していたことを昨日知った。それも一度に2人、疑いを含めたら4人。私もなんだけど、コロナ禍でも気にせずガンガン通勤して、ワクチン接種には否定的で、話好きな人。

怖いのは、陽性がわかった時には、もう誰かに感染させちゃっているかも知れないってこと。お互い様、誰が悪い訳じゃないとか言ってはみても、お給料とか、苦しい日々とか、後遺症とか…。私だったら、憎んでしまう気がする。

今回の帰省は、会うことをかまわないと言ってくれたママ友1人と、お互いにマスクをしたまま、外で距離を置いて立ち話をしただけなんだけど、高速バスに乗ったり、電車に乗ったり、バスを待つ間、外のベンチに座ってポテチとビールを楽しみながら、スマホでオリンピックの野球を観戦したりと、我ながら能天気だ。

もしも、この前のPCR検査で陽性だったとしたら、たぶん濃厚接触者はゼロだけど、経路不明の感染者の原因は実は私だったってことにもなりそう。毎日体温計って、体調も気にしていたけど、自分が加害者になるって意識がすごく低かった。

といっても、感染症に対する意識が激変するわけでもなく、コロナの場合はいろいろ調べられて、悪くしたら噂の的になっちゃったり、ニュースで報道されちゃったりするから、それが怖くて、反省しているだけ。感染してもしなくても死ぬときは死ぬし、感染しても大丈夫な体を作っておくことが大事って思考は変わらない。でも、こんな能天気だけど世間体は気にするという私のような人には、今の感染者に対する大騒ぎの姿勢も大事なんだなと実感した。

娘の職場にも、体調不良で早退した人が、コロナの疑いがあるとかないとか。お互い、濃厚接触者になったら、きっと恨みあう性格。しばらくは、娘に会うのは控えなくちゃ。