春馬君、もったいない
私は安楽死を否定していない。昔「高瀬舟」を習った時に、すごく考えて、でも、やっぱ自分で死ぬのは、その手助けはダメだよ!!って、幼い心で考えた。
それから何年も経って、例えば認知症がまだ軽度で、自分が壊れて行くことに耐えられないとか、難病で急に死ぬわけではないけれど、どんどん体が動かなくなっていくとか、事故で半身不随になってしまったとか…で自死を選ぶ人を責める気持ちは無くなった。
でもな、あんなに可愛らしい笑顔の、一生懸命ってのを人にしたようなひたむきさが伝わってくる、素敵な若者が、死んでしまうのはやっぱ残念すぎる。
25年くらい前に従弟が自死した時、10年くらい前に夫の叔父さんが自死した時、私にできる何かをしなかったせいではないかと自分を責めた。特に従弟の時はショックが大きすぎて、少し思い出すだけで冷静ではいられず、10年間は話題にできなかった。
そんな周りの関わりも含めて、運命なのかも知れない。地獄のろうそくが短かっただけかも知れない。
だけど、逆恨みかも知れないけど、自死は周りを傷つけすぎるよ。頼むから、死なないでって思ってしまう。生きることを前提に逃げて欲しかった。
生きる道なんて、生きる場所なんて、たくさんあるのに・・・。
あー、悲しいな。