心配していた下の子の就活は、本人も活動した自覚がないままに終わっていた。

ホテルを諦め、第一希望の専門店は求人もなかったのだけど、先生から「求人していないか、電話してみたら?」と提案されて、

お店に電話して、バイトをしたい。卒業後はできれば就職したいという希望を伝えて、面接に行くことになった。もう一人、別のクラスで希望している子がいて、その子も面接することになったとか。

最初に面接日として提案された土曜日はすでにバイトを入れていて、平日に変えてもらったら、その日に限って学校が終わるのが遅れて、少しでも早く着くようにと使ったことのない地下鉄の線で行こうとしたら、駅がわからなくて余計に遅くなって、5分くらい前に、遅れる可能性の電話をして、ギリギリか少し遅刻したと…。

まぁ、大事な日にそんなヘマしてしまって、それで落ちるのなら縁がなかったんだろう。第2希望を頑張ろうと話してたのだけど、面接では高校(美術系の学校)で学んだ事をアピールして、制作した作品の画像をメールで送ったら、それが良かったのか、あるいは前に活躍した従業員と下の名前が同じってのが決め手だったのか、無事に就職を見据えての採用決定。

あれ? これで就活終わったの?

人の不幸を喜んではいけないけれど、別のクラスの子は落ちてしまったらしい。積極的に電話したり、先に応募したってのが幸いしたのかも知れない。

きっと、その子にとって縁のある店に決まるのでしょう。何が幸運かなんて、自分で変えて行くものだろうし。

しかし、ひとつ問題が。インターンとして2週間、無給で修業をしないといけないらしい。

就業先としては、学生のうちは雇用契約を結んでバイトとして働いてもらって、正社員になる直前に2週間インターンシップと考えていたらしいのだけど、娘はまず14日分無給で働いて、その後はバイト料がもらえると思い込んでいたらしい。

労働契約書を交わして最初の給料の振り込みをしようとした時に認識の違いに気が付いて(働く前に労働契約書を交わさないってのもアレだけど)、どっちが良いか聞かれて、最初に無給で修業する道を選んだらしい。

そうなると、コロナで休校だった分、隔週くらいで土曜日も学校があるし、8月の途中までは平日のバイトの収入しか無くなってしまう。

仕方ないけど、お金ないね。就職前に引っ越し、できるのかな…。なんて暗い雰囲気になっていたのだけど、ゆうちょでの振り込みを頼まれて通帳を記帳したら、学生支援緊急給付金が10万円、振り込まれていた。

レストランで働けなくなった代わりにウーバーイーツをしたり、新しいバイトをしたりしたから、支援対象外かと思ったのだけど、きちんとバイトの報酬を計算したら3月にくらべて4月は半分以下になっていた。ほんとにバイトできなかったんだなぁと実感。

それでダメもとで申し込んで、どうなったんだろうね、って言ってたんだけど、6月末には振り込みされていた。

それなら、14日(2週間分だから10日かも)バイトするのと、ほぼトントン。ありがとう、国!いや、税金を納めている皆様。消費税があるから、日本にいる人全員に感謝。

上の子はそろそろ大学院の願書を出すらしい。そっちも縁があると良いな。