昔、理科は5教科の中で一番好きだったけれど、時々苦手な部分があると思ってた。最初の躓きは「東西南北」 子どもの頃住んでいた場所は、海のあるほうが南で山のあるほうが北ってことは小学校のうちに覚えたのだけど、東と西は高校生になってようやく知った。東高校(母校)とか西高校とかあったけど、どっちも私の家からしたら東側にあったし、南高校は西高校と緯度的にはほぼ一緒だったし、どれもただの名前だと思ってた。

そういえば算数も得意だったけど、時計が読めなかった。15時が午後3時とか、そういうのはすぐに理解できたのだけど、アナログの時計を読むのが苦手。たぶん、空間認知能力が低い。認知症のお年寄りが時計が読めなくなったり、方向音痴になったりするのが、私の場合は子ども時代から今に至るまでずっと駄目😅

そして天体も苦手。地球が23℃傾いているとか言われても、いまひとつ実感がわかない。同じ地学でも、石とか地層とかは楽しいのに…。

天体はテストで散々だったから、従弟が天体好きで、いろんな天体ショーについて教えてくれても、私は苦手だし…って思ってた。さだまさしの「天文学者になればよかった」を聞いても、設計者も天文学者も興味なくて全然ワクワクしなかった。

それがいつからか、天文ショーがすごく好きになった。東京にいたころにプラネタリウムを見てちょっと興味が出て、子どもが産まれてから、一緒にプラネタリウムに行ったり、星空観測会に行ったりして、双眼鏡で木星の輪っかをみたり、肉眼(コンタクトは付けてるけど)で大きなオリオン座を確認したり、流星群で流れ星が見えたりしたことで、好きになったのかな。よく覚えてないけど、気が付いたら、すごく好きになってた。

2012年の金環日食の時は、東北では部分日食だったから、わざわざ夫の単身赴任先まで見に行った。ちょうと運動会の代休で休みだった下の子も連れて。上の子はお留守番だったけど、学校で部分日食を観察したって言ってたような、言ってなかったような😅

今回は日本のどこでも部分日食ということで、おとなしく家で観察。夏至の太陽は16時でもギラギラ。2012年に買った日食メガネを使って目で見て、スマホにも眼鏡を合わせて写真も撮ってみた。目でみたほうがきれいに欠けて見えたけど、小さくて太いけど、月みたいな太陽が撮影できた。満足。

暇だったから、16時過ぎから18時近くまで、草むしりをしながら、10分置きぐらいに観察。すっかり丸い太陽に戻った時は寂しかったな。

株式会社アストロアーツのサイトによると、「日本で次に日食が見られるのは2023年4月20日で、14~15時ごろに南西諸島、九州南部、紀伊半島などだけで部分日食が見られます。さらにその次は2030年6月1日で、北海道で金環日食、全国で部分日食が見られます。日本で皆既日食が見られるのは2035年9月2日(皆既帯は北陸~北関東)です。」とのこと。

2023年は私は無理そう。2030年。10年後、どこで何をしているのかな。あんまり楽しみにしていると、天気に恵まれなかったり用事ができたりした時にショックが大き過ぎるから、軽い気持ちでワクワクと待っていよう🌞