リゾバのために現地に来たはずが、ただただご飯食べて、温泉入って、寝て、時々買い物に行って…の日々を5日間。昨日、ようやく初出勤。

とても仕事ができる感じの方が、優しく教えてくれる。本当はエレベーター使いたいところですが、○○をしないといけないので階段でごめんなさいとか…。何か頼まれて「できました」って報告すると「ありがとうございました」って必ず言ってくれる。

同僚の方と辞めちゃった人の話をしていて「厳しくなんてしてないわよ。厳しくしちゃうと辞めちゃうから、優しくしてたわよ」って言ってたから、そういう風に教育されているみたい。

長期の予定で働いていた派遣の人(私も派遣の人)は「私には会いませんでした」って言って辞めたらしい。それは真理だと思う。良い悪いは人の価値観しだい。自分にとってすごく働きずらいとしても、悪いところっていうよりは、会わなかったってことなんだと思う。

でもさ、そんなに正直に言わなくても良いと思う。それは仕方がないわね、残念ねって思ってもらうような理由をみつけて、穏便に辞めるのが礼儀なのでは・・・。嫌いな人とか意地悪な人とかいたり、サービス残業とかブラックな面があったりしたのなら、上司とか公の機関に正直にぶちまけるのも残った人のためになると思うけどね。

仕事は指導してくれている方の目にかかると、あれもこれもといろんなことが準備不足のようで、教えてくれながら、テキパキと片づけていく。メモをとるので精一杯でなかなか実際には働いていない。教える人も、3日しか働かない人に教えるより自分でやったほうが良いんだろうと思う。申し訳ない。

その人も今月は初出勤だと言っていた。パートさんなのかな。話しぶりから何年も働いている人のようだけど。こんな風に真面目で一生懸命な従業員さんと、嬉しそうなお客様、古い建物なのにリホームで素敵になった宿。どうぞ、つぶれることがないように祈る。

旅館によって違うのかもしれないけれど、ここの旅館は、掃除とか洗濯とかシーツ交換とか備品のセットとかは別の担当の人がいて、仲居は純粋にお客様の接客係。まずは、掃除や備品に不備がないかをチェック。いろんな場所の電気やエアコンをつけて、チェックイン時間が近づくと玄関前で出迎えて、お客様の荷物をもってロビーでお茶を出して(部屋まではついていかない)、サービスを使いたいって方にサービスを提供。

私は職場見学の小学生のように、ただ横でみているばかり。不審な従業員ではなかったと思うけど…。

そうこうしていると、夕方から勤務の方が早めに来て、指導してくれている人とこの後の予定について話をしている。あきらかに従業員が多すぎ。新型コロナの影響で3部屋しかお客様がいないのに、サービスを提供する側が4人いる。

私は自分から「夕方からの勤務が無しになっても良いですよ。ゆっくり温泉でも入るので大丈夫です」って言ったら、女将さんに伝えにいって、17時までの3時間で終了となった。

事務所に戻ると女将さんがいて「ごめんなさいね」って謝ってくれたので「ちょうどこれから夕日をみながら露天風呂が楽しめるので、良かったです」って伝えたら「そうね、今日は天気が良いから、良さそうね。行ってらっしゃい」って笑顔で送られた。こういうノリ、好きだな。

お互いに、言いたいことはあるのだろうけど「かえってよかった」「そうね、楽しんで♪」と楽しいことだけ話して、笑顔で飲み込むって感じ。たぶん、女将さんもすごく慎重で根暗な人なんだろうなと思う。それが逆に、超プラス思考の明るい人になってるんだろうな。

すっかり日没になるまでゆっくり温泉に入って、お菓子食べながらビールのんで、TVも電気もつけたまま寝ちゃって気が付いたら夜中。電気決して布団に入って、次に起きたら朝の8時近く。

12時間くらいも寝てたのだから、3時間でよかったのかも。やっぱ全然知らない職場で、初めて働くってのは精神的に疲れるんだろうな。自覚してないけど、休みたがってたんだろうな。

さて、今日は6時間働けるのかな?どっちでも良いな。楽しんで頑張ろうっと。