子どもの頃、私は感染症にすぐに罹っていた。今のようにインフルエンザの検査なんてなかったから、ただの風邪だったのかインフルだったのかは正直わからないけれど、朝元気に登校して、途中で顔赤いよって指摘されて熱計ったら38℃とかあって、休んでいたらどんどんもっと上がって…って症状、インフルだったんじゃないかな?って思う。変な夢も見たな…。

学校休んで病院行って寝ていると、決まって幼馴染がお見舞いに来てくれるのだけど、お母さんから染ってきなさいと言われて来てるんだよね。そこまで仲良しでもなかったのに(私をイジメる側には絶対ならなかったし、顔も可愛いし、結婚式にも遠くから来てくれたし、好きだよ)、長くおしゃべりしたり、同じスプーンでアイス食べたり、濃厚接触。

そして私が治る頃には学級閉鎖とかで更に休むことになるのだけど、友人はその学級閉鎖の時期に発症してタイミングが良い。お見舞いするまでは元気だったということで、体力あるし、そこまで大変な事にならずに幼馴染も治癒。幼馴染のお兄ちゃんもうつってたかも。

そんな乱暴な事、今の日本ではダメなんだろうけど、正直、新型ウイルスにいっそ感染してしまいたいという気持ちはある。マラソンで弱った体力は回復したし、今の私ならそれほど大変なことにならずに治癒できる自信がある。

しかも今、無職。広い一軒家に一人で暮らして、不急不要の外出はしない。こんな好都合な人はそんなにいないと思う。けど、この県ではまだ発症者ゼロ人だから、私が持ち込んだってなるのは嫌だな。

うちの家族は感染症に強くて、新型インフルの時も下の子が罹ったのに、私も上の子も感染しなかった。でもものすごく濃厚接触してたから、調べてないからわからないけど、たぶん不顕性感染ってやつだったと思う。

おたふくかぜも、下の子だけかかった。私と下の子の接触って本当に半端なかったから、私は子どもの頃に不顕性感染で免疫持ってたんだと思う。上の子も小1くらいの時に、おたふくの従妹と濃厚接触してたから、やっぱ不顕性感染で免疫持ってたんだと思う。

下の子がマイコプラズマ肺炎に罹ったときも、他の家族3人はかからなかった。楽天的な私でも普通の風邪ではないってすぐにわかった。この咳は普通じゃない、風邪なんかじゃないと失礼ながらドクターショッピングした。

きちんと診断してもらって、薬を処方してもらったら、みるみる元気になった。小学生なら安静にしていても治るのかも知れないけど、正しい薬を飲んでからの治癒は目を見張るものがあった。

だから、熱が37.5℃なくても、明らかにおかしいという身内の言葉は真摯に聞いて欲しい。肺炎って、ホント、普通じゃないから、私みたいにのんびりした親でも気が付く。それを37.5℃ないから…と弾くのは犯罪なんじゃないかと思う。

犯罪と言えば、不顕性感染の人も犯罪者だよな。悪気は無いけど、感染を広げる人。たぶん私は感染はしやすい人なんだと思う。子どもの頃はすぐに発症したから分かりやすかったんだけどな。発症しないのも老化なのかな。

正直、正しい使い方でマスクをして、手指を消毒して…そんな毎日を過ごすくらいなら感染して免疫つけたいと思ってしまうけど、周りに染してしまうのは嫌だな。