介護施設での肘打ち虐待事件。

夜勤だったり、公休で小旅行に行っていたりして、TVやPCを見ていなかったので、だいぶ遅れて職場の人に教えてもらった。

聞いた時は「え?なんでそんな介護職に向いていない人が、介護職にしがみ付いてたのかな?」と不思議に思った。

内容はネットで検索すると詳しく書かれていて、正直「明日は我が身」と思った。

このことを書いた記事の中には、理解できないとか、考えられないとか、ただただ非難する書き込みもあって、本当にそんな風に思うのなら、そういう人が介護の仕事したらいいのに…と思った。施設に身内を預けるのが心配って思うんなら、預けなければ良いと思った。

私の職場も一人夜勤。施設の中を徘徊する程度なら歩かせておくけど、騒音を立てたり、トイレに紙パンツやトイレットペーパーや新聞紙を流そうとしたり、手の届く場所のものは何でも取ってしまうし、簡易な鍵がかかっていても明けてしまうし、洗面所の栓とか外してしまうし、自分の排泄物で遊んでしまう。

そんな人、正直、ベッドにくくり付けておきたいけど、それは虐待だからNG。強い睡眠薬で眠らせるのもNG。

けど、他に掃除とか炊事とかの仕事もあるし、投薬とか巡回とかもあるし、その人以外にもトイレ時にパット流しそうな人とか、転倒しそうな人とか、失禁に気が付かないのか部屋からトイレまで垂れ流す人もいて、目が離せないのに、認知症の人たちは、やたらと夜中にトイレに行くし・・・。

これを一人でやってたら、本当に大変なんだけど、問題の人がぐっすり寝てくれさえすれば、楽な夜勤で、一人で十分にこなせる。

そんな人を預かることに問題を感じる。一人夜勤で面倒が見れる人ではないと思う。そして肘打ち事件の認知症のおばあさんにも重なってしまう。

たぶん一人夜勤の職場は、物理的には無理なのに、休憩時間が設定されていて、その時間は無給だと思う。本来は22時~5時まで支給される1.25倍の手当ても、その時間分は出ない。休めもしない休憩時間は勤務時間から減らされるから、その分長く働かないといけない。お金も貰えない時間帯に、仮眠は無理だとしても、椅子に座ってゆっくりするくらいはさせてもらえないと、やってられない気持ちになると思う。ってか、私はなる。

私はこんな事件を起こす前に辞めるという選択をした。(まだ管理職には言ってないけど)幸い、子どもの学費を払う目途は付いていて、自分の生活費だけ稼げばよいから、そんなに頑張って働く必要もない。介護以外に資格も特技もあるから、あんまり心配していない。

でも、次の職場がなかなか決まらなくて、家族の生活もあって…というような状況だったら、就職しやすい介護の仕事を選ばざる得ないって人もいると思う。人間関係の苦手な人なら一人夜勤は望むところかもしれない。

でも、そんな人を一人夜勤にしてはいけないと思う。虐待可能性発見器みたいなのあったら良いのに。そんなのあったら、私も「黒」で、福祉の仕事なんて最初からできなかったかもしれないけど、加害してしまうより、採用されないほうがずっとマシだと思う。