夜勤は思ったより辛い

夜中もみんなが寝る訳ではないから、夜勤の仕事ってのはどうしても必要なのだろうけど、辛いと思う。

うちの子は夜泣きがひどくて、可愛い可愛い自分の赤ちゃんなのに、眠たいのに寝かせて貰えなくて、嫌で嫌で、憎いとさえ思った。私も疳の虫が強くて祈祷師さんみたいな人に疳の虫を切って貰ったという話を聞いたことがあるので、親もつらかったんだと思う。

今になってそんな事を思い出してもなぁ。就職する前に思い出せばよかったのに・・・。子どもが大きくなって、だれも夜中に私を起こさなかったから、すっかり忘れていた。

いや、そんな事はないか。子どもが夜中に探し物をしだして「お母さん知らない?」と起こされると、あからさまに不機嫌になって怒り出すことはしょっちゅうだった。子どもも慌てて「ごめんごめん、寝てていいから、自分で探すし、今でなくて良いから…」なんて言い出すけど、機嫌は悪いまま。

娘も学習しない子だから、何度も繰り返して、その都度「そうだ、お母さんはそういう人だった」って思い出すみたいだけど、声かける前に思い出してほしい。

前しか見てなくて、何かにぶつかったり、転んだりして、ようやく後ろや左右があることに気がつくってのが、私や娘の特性で、何かする前に深呼吸して周りをきちんと見渡して・・・なんて、失敗した時には思っても、それをすぐに忘れちゃうんだよな。

先日登山した時に、一緒に下山中のママ友に「途中まではけっこう辛いって思ってたんだけど、きれいな景色みたり、みんなに優しくしてもらったり、やりきった達成感を感じたりして、もう辛いの忘れてすごく楽しかったって勘違いしだしてる」と話してたら、近くにいた若い子が「それ、私もすごくわかります!あんなに登る時も、岩場を降りるときも怖かったのに、もう今は楽しかったとしか思ってなくて、明日もまた登山できそうです」なんて言っていて、もしかして登山好きな人は同じ傾向の人がけっこういる?なんて思ってしまった。

話を夜勤に戻すと、世の中の人、全員、昼間働いて夜寝る方が健康的だし、夜中仕事するのは辛いけれど、誰かがやらないといけないのだから、その誰かが自分でも仕方がないと思っていた。夜勤手当もらえるし、日中に用事も足せるから楽しみにしていた部分もある。

でもね、思った以上に夜勤はダメだった。夜中に仕事をすると、こんなにダメージが大きいとは思ってなかった。思えば下の子が4つになるくらいまではいっつもイライラして、ひどかったもんな。

そう、何がダメかって、精神的におかしくなってしまってダメ。身体は大丈夫、検診の結果も全然弱ってなかった。イライラするし、クヨクヨするし、昔の嫌だったことをやたらに思い出すし、休みの日は引きこもってるし・・・。

夜勤者みんながそうで、我慢して働いているのであれば、申し訳ないなと思うけど、うちの職場で考えると、それほど夜勤が厳しくないっていう職員も半分くらいはいる。うちのダンナも夜勤していた頃も、けっこう元気だった。

そんな風に、わりあい大丈夫な人もいるみたいだから(だから自分もできるって勘違いした)申し訳ないけど、私は一抜けさせてもらうう。

って、あと5か月半は頑張るけどね。長いな・・・。

 

 

 

 

 

 

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