楽しみな反面、脚力に不安のあった登山、行ってきた。誘ってもらったママ友と、一人で申し込んだというママ友と3人で、おしゃべりしたり、お菓子分け合ったり、景色がきれいとか花がかわいいとか風が気持ち良いとかほとんど岩登りだよねとか雪を歩くのがキツイとか…ワイワイと登って、なんとか登頂成功、時間通りに下ってきた。

前に同じコースを登ったの、いつだっけな?と考えると、10年くらい過ぎていて、月日の速さにびっくり。登っている最中は前はこんなに大変じゃなかった。私も年取ったなぁと思ったけど、今回も大変だったことはあんまり覚えていない。

そっか…私はあんまり苦しいと秒で忘れるように出来ているみたいだ。達成感とか、親切にしてもらったこととか、山頂のおにぎりや差し入れの漬物やお菓子や雪解け水が美味しかったということだけ鮮明に覚えているから、すごく楽しかったって記憶になっているけど、肉体的にも精神的にもけっこうしんどかった。

今はまだ筋肉痛で、正座からの立ち上がりに生まれたての小鹿のように難儀しているので、きつかったことも思い出せる。でも、この筋肉痛がなくなったら、もう思い出すこともできなくなって、次また登る時に「あれ?前はこんなに大変じゃないかった」って思うんだろうな。そう、ちょっとバカなんだ。私。良い意味の…と思ってるけど。

登山の日はここ数日の中では比較的涼しい日だったのだけど、それでもすごく暑くて、持って行った3本のペットボトルでは全然足りなくて、雪解け水に助けられた。雪渓(といっても地面の上に薄く残っている程度)のところは涼しくて天国のようだったけど、滑るし、砂場を歩いているように力が分散されてしまって、すごく疲れた。特に下りがきつかった。雪渓を超えるたびに、即座に筋肉痛を感じるほどに足にきた。

アイゼンを準備すればよかったなと後悔。靴もサイズが大きくて、紐をきつく締めて調整したけど、それでも指が靴の中で遊んでしまって、やっぱり下りがきつかった。靴は通販でなくてきちんとサイズを確かめて買わないとダメだなと思った。

ちゃんと準備して行ったつもりだけど、まだ足りなかった。こんな風に後悔して、リベンジしたくなる。次こそは筋肉痛にならないようにちゃんとトレーニングもして…って思うけど、何もしないてまた後悔すのも想像できる。すぐになんでも忘れて楽天的なのが長所であり、短所だよな。

一緒に登った3人で、今度は9月に600メートルちょっとの地元の山に登る予定。さずがに雪はないだろうし、気軽な山だけど、ゼロ合目から登るし、けっこう本格的らしいので、バカにしないでトレーニングしなくては。楽しみ楽しみ。