在宅勤務 三歩目はハガキ書き

受験に失敗してしまって
それでも あきらめきれずに 通信教育の大学で勉強をしていたのだけど
(大学も 在宅

通信教育といっても
数単位は学校に行って講義をうけないと卒業できない学校だった。

ハガキ書きの内職は その学校に行って講義を受ける、
スクーリングで 仲良くなった娘の お姉さんが あっせんしていた仕事。

その当時は ベストテンとか トップテンとか
ランキングの歌番組が流行っていて

テレビ局の番組宛に  ○○ちゃん(さん)の ×× お願いします!!
って ハガキに リクエストを書く仕事。

約束した駅で ハガキを受け取って
リクエストを書いて 翌週に渡すの繰り返し。

若い女性のアイドルとか 男性のバンドグループとか 歌唱力のあるデュオとか
いろんな アーティストの ハガキを書いて
番組で 「初登場一位!」 とかに なっていて面白かった。

私以外にも たくさん そんなハガキを書いていた人がいたんだと思う。
お金を出していたのは 誰なのかな・・・。

ペンやマーカーを使って カラフルに
バリエーション豊かに
若い娘らしい 丸文字で・・・

と 注文があって 一枚書くのに 5分くらい かかるのだけど
1枚書くと 20円だった。 ペンやマーカーは自腹。

だいたい 週に400枚で 8000円貰っていた。

単純計算で 1時間で 240円か。慣れても 早くはならない。
私は そういう コツコツしたことが けっこう好きなので
あんまり 苦にならなかったのだけど

テレビみながら・・・とか マルチなことはできないので
バイトと 内職ばかりの 生活になってしまって
新しいバイトを増やすのを きっかけに 辞めてしまった。

ドラマ見ながら とか 子どもとおしゃべりしながらとか
ながらのできる マルチタスクな人には 悪くない仕事だと思う。
知り合いからの紹介でもなければ 
なかなか そんな待遇の ハガキ書きの求人はないと思うけど・・・